toriko

Good Memories























Good Memories_e0180796_12582762.jpg



























今回はちょっと長い話になります









私がコロナ禍i以前まで美瑛を訪ねる度



その道すがら必ず立ち寄る場所があったのです



この画像がそうですが



美瑛町留辺蘂(ルベシベ)に在った



菅野(かんの)牧場の丘と木立です



こんな魅力的な風景が存在しているのに



意外にも殆ど知られていない事に驚きます



美瑛の観光案内所でさえ知らなかったのです



私にとっては哲学の木と同じくらいにお気に入りでした



ところが残念な事にこの木立ちが消失したのです



それを知ったのは2年前ですが



コロナ禍が収束したので久しぶりに寄ったのですが



その時の衝撃は今でも尾を引き続ける程



激しいものでした



哲学の木の事例もあり



うちひしがれてしまいました



もう美瑛には来ないと



そんな気持ちになりました




















愕然としながらその場所を後にしたのですが



その道沿いにある農家の前を通ると



道の前にそこの奥さんらしい方がいたので



この件について何か知ってはいないか



尋ねてみたのですが



やはりご存じだったようで聞かせていただくと



以前から牧場のオーナーが



放牧の邪魔になると言ってたそうで



意を決して伐採したとの事でした



そうだったのかと・・・



理由は知ったものの



理解と納得はかけ離れたものでした






















話が横道に逸れますが



その奥さんは気さくな方で



短時間ではありますが



他にいろいろと立ち話をした後



礼を言ってその場を離れようとしたら



唐突に「イモ持ってく?」と言って



畑の方へ向かって行ったのです



いったいどういう事なのか



見知らぬ人間がただ話しかけ



立ち話をしただけなのに



どうしていいものか困りつつ



しばし待っていると



土の付いた掘りたてのジャガイモを



それもビニール袋にいっぱいのものを



渡されたのです



「えつ どうして?いいんですか?



でもこんなには多いです」と言うと



「いいから持って行って」と



「それじゃ何かお返しをします」と言うと



何も要らないと言う奥さんでしたが



好物を訊くと甘いものと答えたのです(笑)



「わかりました」と言って



きっちりお礼を言って別れました^^


















それで翌年、約束をした訳ではありませんが



お返しにとサザエ食品の十勝おはぎの詰め合わせを



買って訪ねたのです



甘いものが好きと聞いていたので



それがいいと決めてたのです


















訪ねるととても驚いてましたが



しっかりと覚えていてくれてたようで



笑顔の再会となりました^^



家にいたそこのご家族の方も喜んでました



たぶんおはぎをもらった事にでしょう(笑)



別れの際に



「また美瑛に来たら寄って下さい」と



言われましたが



もうお逢いする事はないでしょう



それでいいのです



こういう事も旅ならではですね



旅ではこのような出来事はよくある事です



その殆どは一期一会ですが



よき思い出となるだけでいいのです



たぶんお互い様でしょうね^^



因みにジャガイモの品種はキタアカリで



様々な料理にして美味しくいただきました






















再び木に戻りますが



非常に残念です



先日はセブンスターの木の傍にある



白樺の並木も消失しました



美瑛の風景がどんどん淋しくなります



















でも私には思い出があります



まだ観光客もまばらで



健在してた木々と



その木々のある素晴らしい丘の風景を



ひとり占めしたように見る事が出来ました



いい時代でした



私のよき思い出です




























やがて冬が来ます



冬が来る前に



すべてが雪で覆われる前に



画像を掲載して話しておくべきとの思いで



こんな話をさせていただきました^^









































169.png Just Can't Say Hellow


ダブル エクスポージャー



































































by doronko-tonchan | 2025-10-13 05:30 | 美瑛・富良野 | Comments(32)
Commented by Yukachin423 at 2025-10-13 09:41
木陰で牛が休んでいる景色を想像しました。なぜ邪魔だったのか、残念ですね。
美瑛の景色に魅せられて、美瑛(みえい)と名付けられた子が近所にいます。私は行ったことのない北海道を、とんちゃんさんの写真で楽しんでいます。
Commented by doronko-tonchan at 2025-10-13 10:33
Yukachin423さん。

ようこそ。^^
何故でしょうね。私もそう思います。
名前ですが、びえいちゃんとかふらのちゃんとかいてもよさそうですけどね。^^

見ていただきありがとうございます。
今後共どうぞよろしくお願い致します。
Commented by nisiati1katu at 2025-10-13 11:03
残念でしたね。
ちょっと違うかも知れませんが、ノーベル賞の北川先生の
「無用の用」を思い出しました。
Commented by higashinuma at 2025-10-13 11:21
サザエの十勝おはぎ健在なのですね。
東京にも何店かあり、好物で良く買っていました。が、数年前から消えました。
名前が出て来たので懐かしく思いました。

伐採された木、残念ですね。何処かで中国人が富士山が見えないと、隣家の木を伐ってしまったのがニュースで有りましたが、持ち主次第ですから何とも言い難い。
街の観光課で指定でもしないと仕方ないかな。
Commented by doronko-tonchan at 2025-10-13 11:52
nisiati1katuさん。

非常に残念です。
この木々はその逆で一見重要に思えるのですが必要が無いというものだったようです。
Commented by doronko-tonchan at 2025-10-13 12:00
higashinumaさん。

札幌の状況しか知りませんが健在です。本社が札幌ですし十勝おはぎは人気商品ですからね。
美瑛町は畑への侵入は問題にして対策をとってますがこのような事には関知しないようです。
個人の持ち物ですからね。
Commented by hibikorekouji2-3 at 2025-10-13 14:31
目に入った瞬間、「奇麗!」という言葉を発していました。
もうないのですね。残念です。
考え方は人それぞれだけど・・・。

一年後のスイーツの手土産のお話、心が温かくなりました。
ありがとうございます^^
Commented by doronko-tonchan at 2025-10-13 15:10
hibikorekouji2-3さん。

目にするものや体験するものすべてが奇跡なのかも知れませんね。
考え方は人それぞれです。(笑)

世知辛い世の中です。こんな甘い(スイーツな)話があってもいいですよね。^^
こちらこそありがとうございます。
Commented by rollingwest at 2025-10-13 19:42
素晴らしい美瑛の牧場の丘に立つ木立が亡くなってしまったことは残念でしたね。富良野の有名な木もインバンドで沢山の人が押しかけて畑を荒らされてオーナーさんが泣く泣く切り倒した話もありました。残念なことです、
(PS)欧州旅レポート(最終編):「ビートルズの聖地:ロンドン・アビーロード&横断歩道」の記事を公開していますのでご覧になってみて下さい。
https://rolingwest.exblog.jp/33833871/
Commented by doronko-tonchan at 2025-10-14 05:49
rollingwestさん。

木々じゃなく消失すべきは観光客のマナー問題ですね。
同じ人間として良識の認識に相違があるという事なのでしょうか。不思議です。
Commented by tatsuya-zz at 2025-10-14 17:56
こんにちは。
うまく言葉にできませんが、深く共感いたします。
Commented by doronko-tonchan at 2025-10-14 18:34
tatsuya-zさん。

コメントありがとうございます。
小さな旅ですがいろいろな面で満足しております。^^
Commented by j-garden-hirasato at 2025-10-15 04:59
写真の木立がなくなってしまったのですか。
放牧の邪魔になる?
牛たちが休むには、ちょうどイイ木陰だと思いますが…。
ほんと、残念ですね。

美しい景色のある場所には、
豊かな心が育まれるようですね。
素敵なお話に、感謝、感謝です。
Commented by doronko-tonchan at 2025-10-15 05:31
j-garden-hirasatoさん。

残念ですが個人の所有物ですからね。好きにされるのはどうしようもありません。
ここまで育った木ですからね。切り倒すには相当の覚悟が必要でしょう。
せめて断腸の思いであったであろう事と思いたいです。

農家さんとのお話なら気持ちと気持ちが結ぶ縁でしょうか。小さな旅の小さなエピソードの一つです。
見た感動の風景には礼賛です。
こちらこそありがとうございます。^^
Commented by nikonmusic at 2025-10-15 08:23
おはようございます。

素敵な出会い、こちらも心が温かくなりました。
Commented by rabbitjump at 2025-10-15 08:23
ありがとうございます。いいお写真と いい思い出に 
心温まります。
このお写真は心の奥にいつまでも残ることでしょう。

一期一会、確かに、素晴らしいこと、
よき思い出を沢山作ることも大切ですね、
お互いの笑顔が見えるようです。
Commented by doronko-tonchan at 2025-10-15 08:53
nikonmusicさん。

ようこそ、
出逢えた喜びは音楽と同じです。
きっと忘れ得ぬものになるでしょうね。^^
Commented by doronko-tonchan at 2025-10-15 09:00
rabbitjumpさん。

小さな出来事で他愛もない話です。
ただ私にとっては温かいよき思い出の一つとなりました。

世の中にはいい人がいます。心が通う出来事があります。このような事がたくさんあるといいですね。^^

Commented by yamaboushi53 at 2025-10-15 16:42
はじめてコメントさせていただきます。
そんないきさつがあったんですね。
農家の方の温かい心、とんちゃんさんのお心づかい
温かい心と心が繋いだお話です。
素敵な旅をされて、ほんとうによかったです。
ありがとうございました。
これからも宜しくお願いいたします。
Commented by doronko-tonchan at 2025-10-15 17:17
yamaboushi53さん。

ようこそ。
ジャガイモには驚きました。
たまたまこの方がそのような人物であったという事でしょうね。
よい出来事でありよい時間でした。^^

こちらこそ温かいコメントをいただき嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します。


Commented by gallery-asaba at 2025-10-16 08:41
いつも素敵なお写真、素敵な音楽、素敵なお言葉をありがとうございます。
こんなに素晴らしい風景が消えてしまって見られなくなったなんて、本当に悲しいですね。
ですけれど、お人との思いがけない交流に、心癒していただきました。
心温まるお話しを、ありがとうございます。
Commented by doronko-tonchan at 2025-10-16 09:31
gallery-asabaさん。

嬉しいコメントに喜びを噛みしめております。^^
こちらこそ心が温まりました。ありがとうございます。
Commented by sizen_jinen at 2025-10-18 21:55
もう20年くらいになるでしょうか。美瑛に一度行ったことあります。感動的な夕焼けを覚えています。そんな素敵な情景を思い出しました。
Commented by chiwari-yuki-y3 at 2025-10-19 05:37
いきなりじゃがいもって素敵ですね。
そして、お礼を送るのではなく、一年後に持参されるというところが、
とてもとても素敵と思いました。
でも、この景色、もうないのですか…
放牧の邪魔?放牧についてなにも知らないですが、
小岩井農場の有名な一本桜は、たしか、放牧した牛のために、
日除けのためだったか…それで植えたと聞きますけど、
木があるとなんでダメなんでしょう…
とはいえ、私有地だと、理由なんてなくても伐れますものね…
伐ってしまえるところが寂しいなと、思ってしまいますが。
せめて、とんちゃんの心の中に、ずっと残り続けますように。
Commented by doronko-tonchan at 2025-10-19 05:41
sizen_jinenさん。

ようこそ。
それには私も感動しました。一度で出逢えたとは幸運でしたね。^^
Commented by doronko-tonchan at 2025-10-19 06:15
chiwari-yuki-y3さん。

このような人との交わりはよくあります。逆に私がというパターンもあります。
共通するのはお人好しで友好的であるという事でしょう。^^

この木々の存在を私の他にどれほどの人が知ってるのかはわかりません。
そしてそれをお気に入りにしてるというのは勝手な事なんでしょう。
当然なのでしょうが、私のような観光客のために存在してるものではないという事です。
ただ木々の存在理由や役目は私たちの想像です。どうしても切らなければならなかったのでしょう。
一言では言えない程とても残念でなりません。


Commented by unclemeetpie at 2025-10-19 07:08
消し去るのは一瞬。でも、消えたものは決して戻らない。
利便性がすべてではないと思いたいです。
そうでないものを理解したり、愛着を持ったりするのが、人間という生き物です。
Commented by doronko-tonchan at 2025-10-19 07:40
unclemeetpieさん。

仰る通りです。
ただ皆が同様ではないというところも人間なんでしょうね。
Commented by yumimi61-2 at 2025-10-19 18:05
この北海道らしい風景は牧場だったんですね!キタアカリ~餡子~!!(いいですね)

ちょっと話は違いますが、牧場にしても畑にしても、あれだけ広大な土地を開拓(開墾)した人々ってすごいですよね。今ほど機械化されていなかっただろうし、並々ならぬ苦労だったろうなぁと。

あと、これもちょっと話はずれるかもしれませんが、昨今、自然の中の私有地問題の複雑さを感じることもありまして。
というのも、北海道に限らず、国有地や自治体所有地以外は山であっても私有地なんですよね。
あるとき知人が「キノコ狩りや山菜取りって他人の庭から野菜取るのと同じじゃない?」と言っていたことがあったんです。(都市部出身の人です)
近年は、観光客のマナー違反が取り沙汰されるのと同様、そういう考え方をする人も増えているようです。所有者がどう思っているかは、それこそ一様ではないんでしょうけれども。
それは熊問題とか狩猟問題にも遠からず繋がっていくような感じもします。
Commented by doronko-tonchan at 2025-10-20 05:31
yumimi61さん。

そうですね。仰る通り土地はどこであれ誰かの所有物(私有地)です。
許可を得ず山菜採りをしてきた私は犯罪者です。マナー違反より悪いです。
穴が在ったら入りたい穴も誰かの私有地なのでしょうね。(笑)ふざけてる場合じゃないですね。
謝罪して反省して更生します。



Commented by kanjoo at 2025-10-21 10:55
何時も拝見させて頂いております。
1カットでの撮影表現素晴らしく、又その文章もまるで哲学的に読み取れます。
又、楽しみにしています。
Commented by doronko-tonchan at 2025-10-21 11:22
kanjooさん。

いつも見て頂いてありがとうございます。
そのようなご感想に大変恐縮です。^^
今後共どうぞよろしくお願い致します。
名前
URL
削除用パスワード